メモ
シトロエン C-Elysée WTCCは、ターボチャージャー付き1.6リットル直列4気筒エンジン(1,598cc)を搭載し、6,000回転で380馬力、4,500回転で400Nm(295ポンドフィート)のトルクを発生。6速シーケンシャルギアボックスとフロントホイールドライブ、セルフロッキングディファレンシャルを備え、ドライバー込みで1,100kgの最低重量を実現し、FIA世界ツーリングカー選手権の仕様性能を達成している。技術的な特徴としては、DS3 WRCの33mmに対し36mmに拡大されたターボフランジにより出力が20%向上、前後にマクファーソンストラットサスペンションを採用、18インチホイールに4ピストンブレーキキャリパー、全輪ベンチレーテッドディスクブレーキ、そしてツーリングカーレースの規定に最適化された高度な空力パッケージが挙げられる。
2014年にデビューしたC-Elysée WTCCは、FIA世界ツーリングカー選手権におけるシトロエンレーシングのファクトリー活動を象徴し、モロッコ・マラケシュでのデビュー戦で即座に勝利を収め、その後2014年から2016年まで3年連続でコンストラクターズチャンピオンを獲得。フロントホイールドライブのツーリングカー競技におけるフランスメーカーの支配力を示した。プラットフォームはセバスチャン・ローブとホセ・マリア・ロペスのチャンピオン獲得に貢献し、ラリーや耐久レースのノウハウをツーリングカーに応用したシトロエンの技術力を証明。シリーズ規則の変更によりメーカー参加が終了するまで、C-ElyséeはWTCCで最も成功したプラットフォームの一つとして国際ツーリングカーモータースポーツの歴史に不朽の足跡を残した。